集えナスダック信者!-レバレッジETF“TQQQ”

FIRE投資

こんにちは。海外現採平凡サラリーマン”ぜろぐら”です。

今回はレバレッジETF”TQQQ”について簡単に紹介をしていきます。

米国株の有名な指標にS&P500、NASDAQ100がありますが前者はここ10年で約3倍、後者は約6倍の成長でした!ITバブルの終焉以降あまり元気のなかったNASDAQですがここ10年はNASDAQの時代であったと言っていいでしょう。ハイテク産業が多数含まれているNASDAQ、今後もハイテクグロースが市場を牽引すると信じてやまない方にはTQQQは魅力的に映ると思います。

TQQQとは?

 まずはTQQQの概要から見ていきましょう。

”TQQQ”とは、NASDAQ100指数の一日の値動きの3倍を目指した3倍レバレッジETFをとなります。

  • 運営:プロシェアーズ
  • 設立:2010年11月
  • 経費率:0.95%
  • 5年平均リターン:69.37%
  • 配当利回り:0.00%

 まず目につくのは圧倒的なリターンです!レバレッジ商品はレンジ相場に弱いのですが、上昇相場にめっぽう強く、NASDAQと親和性が高いと感じます。通常のQQQが5年平均リターンが約27%であったところ、その約3倍近くまでリターンを出すことできています。ハイテクグロースとNASDAQの未来に明るい展望をいだき、成長を信じている方にとっては面白い商品であると思います。レバレッジと言っても保証金も不要で、追証も発生しません。ただ日本では現在サクソバンクでしか取り扱いがないようですね・・ぜろぐらは香港在住ですので、TQQQその他微妙な銘柄も購買は可能です^^

TQQQの構成銘柄

 次にTQQQの構成銘柄を見ていきましょう。

  • 一位:アップル(7.71%)
  • 二位:マイクロソフト(6.65%)
  • 三位:アマゾン(6.10%)
  • 四位:テスラ(2.94%)
  • 五位:アルファベット(2.76%)
  • 六位:フェイスブック(2.73%)
  • 七位:アルファベット(2.47%)
  • 八位:エヌビディア(1.98%)
  • 九位:ペイパル(1.63%)
  • 十位:コムキャスト(1.36%)

 ガチガチのGAFAM+αですね!!4位にテスラと8位にエヌビディアが入っているのが時代の趨勢を感じさせます。GAFAM銘柄は相変わらず強く、株価がすぐに2倍や3倍になるかといえばそうではないとおもいますが、市場平均を上回るリターンを今後も出すことが期待されます。

TQQQのパフォーマンス

 TQQQのパフォーマンスを最も人気のS&P500連動”VOO”と比較してみました。以下の表が直近10年間のチャートとなります。VOOは約3倍の成長であるのに対して、TQQQは約41倍にもなっています!VOOが平行線に見えるほどのとてつもないパフォーマンスですね!

参考:https://jp.tradingview.com/

 次にリターン詳細を見ていきましょう。バックテストで2011年~2021年4月までのデータを出してみました。初期投資を3000USDとして、その後毎月500USDを積みまして行くパターンです。

参考:https://www.portfoliovisualizer.com/

 もしも10年間この条件で買い増し続けた場合は資産合計が約1.53MUSD(VOOは約0.17MUSD)、運用成績は毎年平均55%(VOOは16%)でした。ただしMaxドローダウンは毎月末基準でなんと-49%(VOOは-20%)!!局地的にはもっと下がっていると思いますので、例えばコロナショックの暴落をピンポイントで見ると70%以上の下げに耐えねばなりません。。シャープ・レシオは意外にもVOOよりも優秀で、1.08(VOOは1.04となります)!

TQQQの長所と短所

 長所としてはやはり圧倒的なパフォーマンスをNASDAQ指数という安定したインデックスを基盤にして実現できるということでしょう!特に初期投資時に資金がない場合でもTQQQでレバレッジ3倍をとることで擬似的に手持ち金以上の取引を実現でき、資産の大きな成長が見込めるでしょう。

 短所としてはやはり暴落時の大きな下げにより、精神的に大きな負担を受けることです。あとで言及しますがこの大きな下げを乗り越えるためにはいくつかの工夫が必要である感じます。鉄のハートをお持ちの方はご心配ありませんww

 そしてレンジ相場に弱いというのも大きなデメリットです。ヨコヨコした展開ではいいとこなしのETFですので、成長指数連動であることが大事ですね。

TQQQの活用方法

 大きなリターンを見込めますが、その分暴落時にはナイアガラの滝となりえますので、いくつかヘッジを施す必要があると思います。ヘッジを行うことでぜろぐらは長期投資でも全然ありだと考えています。

 まず考えられる方法は全額投資をしないということです。ストレス耐性によると思うのですが、レバレッジETFにはPFの30%程度にする、20%程度にするなどして、他のPFでカバーできるようにする必要があります。

 次に他の相関係数の少ない資産と組み合わせると言うことです。例えば金、債権、現金と合わせて資産を保有することで、レバレッジETFの値動きをマイルドにすることができます。

 攻撃力最強クラスのTQQQですが、暴落時のためにディフェンス面もしっかり考えて望む必要があると思います。

まとめ

今回のまとめをしていきたいと思います。

  • ”TQQQ”とは、NASDAQ100指数の一日の値動きの3倍を目指した3倍レバレッジETFをとなります。
  • ここ10年で約41倍の株価成長を見せた、ハイリターン商品です。
  • 大きなリターンを取れる反面、逓減リスクがあり、特に暴落時の落ち方ば尋常ではありません。
  • 投資する場合はリスク許容度に応じて%を調整し、ある程度分散投資でヘッジすることが大事と感じます。

 これまでの10年間はNASDAQの時代であったと言って差し支えないと思いますが、今後10年間もNASDAQは成長をつづけるでしょうか?ぜろぐらはハイテク産業がインフラとなった現在、これ以降もNASDAQの未来は明るいとみていますが、結局未来のことは誰にもわかりません。

 様々な可能性を考えてPFを組成して行く必要がありますし、オフェンス一辺倒ではくディフェンス面も同時にバランスよく考えたいものです。

 次回以降もレバレッジETFについて紹介を指定行きたいと思います。

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