集えナスダック信者Part2!-レバレッジETF“QLD”

FIRE投資

こんにちは。海外現採平凡サラリーマン”ぜろぐら”です。

米国株の有名な指標にS&P500、NASDAQ100がありますが前者はここ10年で約3倍、後者は約6倍の成長でした!ITバブルの終焉以降あまり元気のなかったNASDAQですがここ10年はNASDAQの時代であったと言っていいでしょう。ハイテク産業が多数含まれているNASDAQ、今後もハイテクグロースが市場を牽引すると信じてやまない方にはQLDは魅力的に映ると思います。

QLDとは?

 まずはQLDの概要から見ていきましょう。

”QLD”とは、NASDAQ100指数の一日の値動きの2倍を目指した2倍レバレッジETFをとなります。

  • 運営:プロシェアーズ
  • 設立:2006年6月
  • 経費率:0.95%
  • 5年平均リターン:50.08%
  • 配当利回り:0.00%

 好調NASDAQ100指数のレバレッジ2倍ですので素晴らしいリターンです!レバレッジ商品はレンジ相場に弱いのですが、上昇相場にめっぽう強く、NASDAQと親和性が高いと感じます。通常のQQQが5年平均リターンが約27%であったところ、その約2倍近くまでリターンを出すことできています。ハイテクグロースとNASDAQの未来に明るい展望をいだき、成長を信じている方にとっては面白い商品であると思います。レバレッジと言っても保証金も不要で、追証も発生しません。

QLDの構成銘柄

 次にQLDの構成銘柄を見ていきましょう。

  • 一位:アップル(9.47%)
  • 二位:マイクロソフト(8.16%)
  • 三位:アマゾン(7.49%)
  • 四位:テスラ(3.61%)
  • 五位:アルファベット(3.39%)
  • 六位:フェイスブック(3.35%)
  • 七位:アルファベット(3.04%)
  • 八位:エヌビディア(2.43%)
  • 九位:ペイパル(2.00%)
  • 十位:コムキャスト(1.68%)

 TQQQと同じくガチガチのGAFAM+αですね!!当然といえば当然ですが。GAFAM銘柄はまだ成長がつづき、素晴らしい決算を出しています。今後も安定的に成長が見込めると考えます。

QLDのパフォーマンス

 QLDのパフォーマンスを最も人気のS&P500連動”VOO”と比較してみました。以下の表が直近10年間のチャートとなります。VOOは約3倍の成長であるのに対して、QLDは約22倍にもなっています!VOOがほぼ平行線に見えてしまいます。

参考:https://jp.tradingview.com/

 次にリターン詳細をを見ていきましょう。バックテストで2011年~2021年4月までのデータを出してみました。初期投資を3000USDとして、その後毎月500USDを積みまして行くパターンです。

参考:https://www.portfoliovisualizer.com/

 もしも10年間この条件で買い増し続けた場合は資産合計が約0.68MUSD(VOOは約0.17MUSD)、運用成績は毎年平均約40%(VOOは約16%)でした。ただしMaxドローダウンは毎月末基準で-33.78%(VOOは-20%)!!かなりの下げを見せますのでこれに耐えることが重要です。シャープ・レシオは意外にもVOOよりも優秀で、1.14(VOOは1.04となります)

QLDの長所と短所

 長所としてはNASDAQ指数という安定したインデックスを基盤にして高いパフォーマンスを実現できるということでしょう!特に初期投資時に資金がない場合でもQLDでレバレッジ2倍をとることで擬似的に手持ち金以上の取引を実現でき、資産の大きな成長が見込めるでしょう。

 短所としてはやはり暴落時の大きな下げにより、精神的に大きな負担を受けることです。

あとで言及しますがこの大きな下げを乗り越えるためにはいくつかの工夫が必要である感じます。鉄のハートをお持ちの方はご心配ありませんww

 そしてレンジ相場に弱いというのも大きなデメリットです。ヨコヨコした展開ではいいとこなしのETFですので、成長指数連動であることが大事ですね。

QLDの活用方法

 大きなリターンを見込めますが、その分暴落時にはナイアガラの滝となりえますので、いくつかヘッジする必要があると思います。ヘッジを行うことでぜろぐらは長期投資でも全然ありだと考えています。

 まず考えられる方法は全額投資をしないということです。ストレス耐性によると思うのですが、レバレッジETFにはPFの30%程度にする、20%程度にするなどして、他のPFでカバーできるようにする必要があります。

 次に他の相関係数のない資産と組み合わせると言うことです。例えば金、債権、現金と合わせて資産を保有することで、レバレッジETFの値動きをマイルドにすることができます。

 攻撃力の非常に高いQLDですが、暴落時のためにディフェンス面もしっかり考えて望む必要があると思います。

 また前回ご紹介したTQQQが怖いという方にはそれでもまだ若干マイルドの値動きのQLDをオフェンシブ銘柄の筆頭として活用していただくのがいいのではないかと考えます。

 TQQQについての前回の記事はこちらから↓

まとめ

 今回のまとめをしていきたいと思います。

  • ”QLD”とは、NASDAQ100指数の一日の値動きの2倍を目指した2倍レバレッジETFをとなります。
  • ここ10年で約22倍の株価成長を見せた、ハイリターン商品です。
  • 大きなリターンを取れる反面、逓減リスクがあり、暴落時の落ち方は尋常ではありません。
  • 投資する場合はリスク許容度に応じて%を調整し、ある程度分散投資でヘッジすることが大事と感じます。

 これまでの10年間はNASDAQの時代であったと言って差し支えないと思いますが、今後10年間もNASDAQは成長をつづけるでしょうか?ぜろぐらはハイテク産業がインフラとなった現在、これ以降もNASDAQの未来は明るいとみていますが、未来のことは誰にもわかりません。様々な可能性を考えてPFをを組成して行く必要がありそうですし、オフェンス一辺倒ではくディフェンス面も同時にバランスよく考えたいものです。

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