香港での株式投資戦略④(ぜろぐらのポートフォリオ戦略)

FIRE投資

 こんにちは。海外現採平凡サラリーマン”ぜろぐら”です。

 今回は株式投資の選択についてぜろぐらのポートフォリオ戦略について考えてみたいと思います。

これまで①②③を経ての最終④となります。

 資産合計額、そして香港という地域的事情、世界経済の状況をみて、一部ディフェンスしながらも、基本的にはハイリターン投資を目指していきます。

目指すべき方向性

 ハイリターンを追求して行きます。そういった意味では高いボラティリティも覚悟して実施していきたいと思います。理由は3つあります。

 一つ目は私の資産合計金額がまだ600万円台ということで小さいからです。前回の記事でも書いた通り、タネ銭が少ないうちは資産形成にブーストがかかりませんので、リスクを取ってでも伸ばしていきたいという考えです。この時点で仮に+-10%だとしても60万円程度の誤差で済みますので、まだ精神的にも余裕があります。資産創始期とも言えるこの時期では、特にハイリターンを求めて行動する必要がありますし、そうした時期であると認識しています。

前回の記事参考↓

 二つ目は香港の税金事情が関係しており、キャピタルゲインへの課税がされないからです。これは私の地理的アドバンテージとなります。つまり配当が出るような成熟企業への投資ではなく、成長企業への投資でもってキャピタルゲインを厳密に追求して投資していくことが最も有利ということです。日本のように100万円の利確時に20%が持っていかれることはありません。これが数回~数十回と続くと大きな差となりますので、資産形成には大きな助けとなります。逆に配当については香港でも約30%の課税がされるので、資産創始期には不利になります。キャピタルゲインを狙える高成長株への投資が最適です。

 三つ目は金融緩和を継続実施する世界情勢が投資環境にプラスに働いているという認識があるからです。2020年はコロナ不況で一時期大きな暴落がありましたが、各国、特にアメリカは大規模な経済支援とゼロ政策金利継続で持ち直し、むしろコロナ前の経済状況をアウトパフォームしてきています。アメリカFRBも少なくとも2023年までは金融緩和を継続する旨ガイダンスを出しています。こうした状況から今後数年間は、資金が経済を循環し、投資にとっては良い地合いが続くものと考えますのでリスクオンの姿勢で望みます。

現在の資産ポートフォリオと具体期に実施する投資方法

ぜろぐらの資産状況を見てみましょう。

まずは現在674万円の合計資産は以下の通りのポートフォリオです。

2021年3月末時点の総資産PF%

見ての通り香港のMPF(年金制度)を中心としたディフェンシブな投資信託が91%を占めており、オフェンシブの米国株が9%だけとかなり少なくなっています。今後米国株の比率を増やす必要があります。現在ぜろぐらは毎月約11~12万円を投資に回していますが、投資先を”投資信託3割、米国株7割”で投下していきたいと思います。投資信託を外さないのはMPFという強制年金制度であることもそうですが、やはりディフェンシブ銘柄としてリスク対処の役割を期待しているからです。

 次に投資している米国株のポートフォリオを見てみましょう。現在まだ63万円しか投資できておらず、今後毎月の積立購買を通して大きく伸ばして行きたいと考えています。

2021年3月末時点での米国株PF%

 ETF系が29%、個別株が71%といった比率です。個別株へのお試し投資をここ半年間の間実施してきましたが非常に難しかったです。確かに成長してダブルバガーとなった銘柄もありましたが、半分の価値になってしまう銘柄もありました。

 結論としては個別株への投資は控えてETFへ寄せていきたいと考えており、ハイリターンの見込めるActiveETFやレバレッジETFへの投資拡大を実施していきたいと思います。に手堅いと言われるインデックスETFの強化版と認識しているレバレッジ型ETFに大きなリターン期待しており、あとは破壊的イノベーションという味なコンセプトを持つARKーETFへの投資を経て楽しみをプラスしたい考えです。

ハイリターン投資への留意点

 ハイリターンを追求する投資についてもちろん気をつけて行かなければならないこともあります。

 一つ目はボラティリティが激しいことで、狼狽売りをしないことです。投資銘柄によっては-10%どころか20%、30%の下落局面ということもあり得ると思います。しかしそこで損失を抱えたからといって売りに走ってしまってはより苦しい状況を自ら招いてしまいます。相場の本質は右肩上がりであることをよく思い出して、我慢強く辛抱することが必要です。そのためにもベースとしてディフェンシブな投資信託を据えて資産増減をマイルドにします。

 2つ目はやはりボラティリティが激しいことで、そちらに気を取られすぎないようにすることです。値動きが気になり過ぎて、本業がおろそかになってはいけません。相場とは近すぎず遠すぎず距離をはかることも重要だと思います。私の場合は経済・株式ニュースは常に取り込みながらも、毎日保有銘柄のチェックをするのではなく、週に一回、二回程度の確認で済ますようにしています。

 よく”買って気絶しろ”といいますが、大事な投資の格言の一つであると思います。

まとめ

 今回のまとめをしていきたいと思います。

  • ハイリターンを追求した株式投資を実施します。
  • その理由は私の資産がまだ少額であること、香港ではキャピタルゲイン税が無いこと、米国投資環境が引き続き良いと判断できることからです。
  • ぜろぐらのポートフォリオでは米国株を今後多めに買い増していき、またその種類はレバレッジETFとActive-ETF(ARK-ETF)に注力していきます。
  • ハイリターン投資の場合はボラティリティが激しいので狼狽売りや極度に相場に集中するがないようにしなければなりません。

 今後株式市場がどうなっていくのか正確な状況は知るべくもありませんが、”三歩進んで二歩下がる”で少しづつ成長していってくれることを期待します。

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