テクノロジーレバレッジETFの決定版”TECL”

FIRE投資

こんにちは。海外現採平凡サラリーマン”ぜろぐら”です。

今回はレバレッジETF”TECL”について簡単に紹介をしていきます。

テクノロジーセクターの3倍ETFで爆益を狙いたい方はTECLは検討の余地ありです!

TECLとは?

 まずは”TECL”の概要から見ていきましょう。

”TECL”(Direxion Daily Technology Bull )とは、テクノロジー・セレクト・セクター指数の一日の値動きの3倍を目指した3倍レバレッジETFをとなります。

  • 運営:ディレクション
  • 設立:2008年12月
  • 経費率:1.02%
  • 5年平均リターン:70.42%
  • 配当利回り:0.00%

 運営会社はレバレッジ型ETFの運用で有名なディレクション社となります。このTECL以外でも様々なレバレッジ商品を扱っています。

 テクノロジーセクターはここ10年間でずっと株価を引っ張りつづけており、その成長は素晴らしいの一言ですが、TECLはその3倍レバレッジということでまさに爆発的なパフォーマンスを見せています。設定来の約13年でみても毎年平均44%のリターンを見せており、そのパフォーマンスは圧巻ですね。

TECLの構成銘柄

 次にTECLの構成銘柄を見ていきましょう。

  • 一位:アップル(21..52%)
  • 二位:マイクロソフト(19.85%)
  • 三位:ビザ(4.01%)
  • 四位:エヌビディア(3.69%)
  • 五位:マスターカード(3.48%)
  • 六位:ペイパル(3.17%)
  • 七位:インテル(2.90%)
  • 八位:アドビ(2.54%)
  • 九位:シスコ(2.44%)
  • 十位:セールスフォース(2.17%)

 構成銘柄はテクノロジーということでGAFAMの中からアップルとマイクロソフトが登場し、この2つだけで約40%の比率です。特徴的なのはビザ・マスターなどがテクノロジーと認識されてPFに組み込まれていることです。ペイパルもそうですがWeb決済がテクノロジーとして見込まれているのですね。こうしてPFを見ているとどれも今はもちろん、今後のデジタル社会の到来で活躍しそうな銘柄ばかりで、非常に期待感が持てると思います。

TECLのパフォーマンス

 TECLのパフォーマンスを最も人気のS&P500連動”VOO”と比較してみました。以下の表が直近10年間のチャートとなります。VOOは約3倍の成長であるのに対して、TECLは約35倍にもなっています!VOOを平行線に見せるほどの圧巻のパフォーマンスです。

参考:https://jp.tradingview.com/

 次にリターン詳細をを見ていきましょう。バックテストで2011年~2021年4月までのデータを出してみました。初期投資を3000USDとして、その後毎月500USDを積みまして行くパターンです。

参考:https://www.portfoliovisualizer.com/

 もしも10年間この条件で買い増し続けた場合は資産合計が約1.23MUSD(VOOは約0.17MUSD)、運用成長率は平均約51%(VOOは約16%)でした。ただしMaxドローダウンは毎月末基準で-56.62%(VOOは-20%)!!かなりの下げを見せますのでこれに耐えることが重要です。シャープ・レシオはボラティリティが高い影響かVOOよりも低く、0.98(VOOは1.04)となります。

TECLの長所と短所

 長所としては今後もテーマが盛りだくさんのテクノロジーセクターへ3倍レバレッジで爆益を狙える銘柄であるということです。特に初期投資時に資金がない場合でもTECLでレバレッジ3倍をとることで擬似的に手持ち金以上の取引を実現でき、資産の大きな成長が見込めるでしょう。

 短所としてはやはり暴落時の大きな下げにより、精神的に大きな負担を受けることです。あとで言及しますがこの大きな下げを乗り越えるためにはいくつかの工夫が必要である感じます。鉄のハートをお持ちの方はご心配ありませんww

 そしてレンジ相場に弱いというのも大きなデメリットです。ヨコヨコした展開では良いとこなしのETFですので、成長指数連動であることが大事ですね。

TECLの活用方法

 大きなリターンを見込めますが、その分暴落時にはナイアガラの滝に変貌しますので、いくつかヘッジする必要があると思います。ヘッジを行うことでぜろぐらは長期投資でも全然ありだと考えています。

 まず考えられる方法は全額投資をしないということです。ストレス耐性によると思うのですが、レバレッジETFにはPFの30%程度にする、20%程度にするなどして、他のPFでカバーできるようにする必要があります。

 次に他の相関係数のない資産と組み合わせると言うことです。例えば金、債権、現金と合わせて資産を保有することで、レバレッジETFの値動きをマイルドにすることができます。

 最強クラスの攻撃力をもつTECLですが、暴落時のためにディフェンス面もしっかり考えて望む必要があると思います。

まとめ

今回のまとめをしていきたいと思います。

  • ”TECL”とは、テクノロジー・セレクト・セクター指数の一日の値動きの3倍を目指した3倍レバレッジETFをとなります。
  • ここ10年で約35倍の成長を誇る、ハイリターン商品です。
  • 大きなリターンを取れる反面、逓減リスクがあり、暴落時の落ち方は尋常ではありません。
  • 投資する場合はリスク許容度に応じて%を調整し、ある程度分散投資でヘッジすることが大事と感じます。

 TECLはボラティリティが非常に高く、リスクのある銘柄ですが、今後もテクノロジーセクターの成長が続くことを前提とすれば非常におもしろい投資先であるかと思います。今後のビジネステーマでもテクノロジーキーワードは本当に多いです。5G、IOT、AI、自動運転・・・今後もますます生活を便利に変革させてくれるテクノロジーへの投資は将来有望であるといえるのではないでしょうか。

 今回TECLの紹介は以上となります。次回も続けてレバレッジETFの紹介をしたいと思います。

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