こんにちは。”ぜろぐら”です。
今回はS&P500やVTへの投資一辺倒でいいのか?と題して書いていきたいと思います。
より早く大きな変化が迫ってる
世界情勢の変化
政治的にも最近はかなりきな臭くなってきました。2018年の米中貿易摩擦を皮切りに中国を取り囲んだ情勢が緊張を増しています。中東でも小規模な軍事衝突がおこり、ロシアも相変わらず世界を裏から牛耳るべく虎視眈々と勢力拡大を狙っています。
当然渦中の中国を含む東アジア、日本も私の住んでいる香港も今後どうなるかはわからず、もしも戦争が起こるようなことがあれば最も大きな影響を受けることになるでしょう。このまま米中新冷戦がつづくのか。。それともどこかで弾けて戦争が起こるのか、数年のうちに大きな変化が起こるような気がしてなりません・・
雇用環境の変化
日本企業でも実力主義社会となりつつあり、終身雇用制は終わりを告げようとしています。香港ではすでに欧米社会の雇用環境になていますので、私が働いている日系企業では玉虫色ですが、基本的には年齢ではなくスキルに応じた雇用が一般的です。
東アジアは儒教文化の影響もありますので一概には言えませんが、基本的には年齢というよりはスキルに応じた働き方ですので、よく言えば仕事は何歳まででもできますし(バックオフィスなど)、悪く言えば実力社会なので降格は当たり前で、年長者の雇用が守られるということはありません。
今が高給だからといって今後も高給でいられることができるでしょうか?自身の能力が成長を止めればそこからは給料が上がらず、成果を出すことができなければ解雇や退職という道も考えないと行けないと思います。
社会保険の変化
日本では年金破綻が叫ばれて久しいですね。制度を死守しようと日本政府は退職年齢の引き上げや、給付年齢の引き上げなどを今後も実施してくることは想像に難くないです。香港ではMPFという強制積立年金がありますが、引き出しは原則60歳以上となります。
もしも定年退職までに働けない状態になってしまった場合はどうすればいいのでしょうか?それまでに不足の事態が起きてしまったら?現役世代にとってはますます不利になっていく年金制度改革を横目に、不安を感じずにはいられません。
S&P500のインデックス投資ではミリオネアになるまで何年かかるか?
インデックス投資でもっとも人気があるのはS&P500とVT(全世界株投資)だと思いますがそのパフォーマンスはどうでしょうか。下記の表で2010年10月~現在までの成績をシュミレーションしてみました。(初回1000ドル/毎月500ドル積立)
S&P500で最も人気のETF”VOO”ですが、約10年で17万ドルの資産をきずくことができました。年間成長平均は15%程度となり、もしもミリオネアになるには24年間の歳月を要します。
次にこちらも人気の全世界株ETF”VT”ですが、約10年で14万ドルの資産を築くことができました。年間成長率は10%程度となり、もしもミリオネアになるには何と31年の歳月が必要です。
最後に成長著しいナスダック100ETF”QQQ”をみてみましょう。約10年で25万ドルの資産を築くことができました。年間成長率は20%程度となり、もしもミリオネアになるには20年の歳月が必要です。
私が思うのは一昔前であるならばいざしらず、足の早い今の世界ではこの時間感覚では厳しくなってきたなっという印象があります。30歳から投資を開始した場合はVTでは60歳を超えて1億円に到達しますので、その間に何かがあったら、また仕事環境で劇的な変化があった場合積極的な選択肢が取れない可能性があります。
もちろんS&P500や全世界株などのインデックス投資が長期でみれば最も失敗のない、再現性の高い方法であることは理解します。このあたりは「敗者のゲーム」という投資バイブル本に詳しいです。外国にいるからそう思うのかもしれませんし、総合職の矢面という立場であるのでその点も影響しているのかもしれませんが、ビジネス環境は日々変化が目まぐるしく、あまりのんびりと構えてられる余裕もないなっと感じているこの頃です。
まとめ
インデックス積立投資を疑うわけではないですし、長期的に見てそれが正解であることは重々承知しますが、それでも投資機会を最大限に活かしてリターンの最大化を目指さないと行けないなっと思う昨今です。インデックス積立投資を軸にして、投資リターンをあげるために一定程度ハイリスクへ振り分けるような投資方法もいいと思います。コアサテライト戦略ですね!
ぜろぐらは手堅い投資信託をコアにして(現時点で85%くらい)、攻撃用としてレバレッジETFを混ぜて運用を開始しています。20年と言わずできれば10年程度である程度なんとかなるような資産を築き(ぜろぐら目標は2030年までに5000万の金融資産)、不測の事態に備え、早めに人生の主導権を握り、好きなことができる環境を整えたいですね。
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