フィリピン株はじめました!③ 注目銘柄(不動産)-ALI/SMPH/DMC/RLC/DD

FIRE投資

こんにちは。”ぜろぐら”です。

フィリピン株始めました!と題して、フィリピン株について語って行きます。

第三回目はフィリピンの具体的な銘柄の内、不動産セクターについて、勝手に注目株をピックアップして紹介していきます。アマチュア投資家目線での記載となりますので、その点はご容赦ください。

代表的な不動産株を簡単整理

不動産セクターもやはり財閥系が多いのですが、その中でもいくつかの不動産株を見て見ましょう。

Ayala Land Inc (ティッカーシンボル=ALI)

 アヤラはフィリピンでもおそらく一番に大きい不動産会社でしょう。ターゲット層に応じて、”アヤラランドプレミア””アルベオ”””アビダ””アマイア”というようにブランドを分けて販売しています。以前マニラ北部のケソンシティの中心地であるビジネスセンターへ不動産の内覧をしに行ったことがありますが、周辺地域がまるごとアヤラの開発となっていて、その規模に圧倒されたことを覚えています。やはり資金力が違うのでしょう、複数のプロジェクトを広範囲に展開しています。またターゲット層向けにブランドが別れていますので、それぞれコンドミニアムを内覧してみると雰囲気が違って面白いです。

 アヤラプレミアは日本不動産並の価格ですが作りはすごいです。私のような貧乏人にはアビダぐらいがちょうどよく、アルベオも無理ですww (アマイアは一度みましたが公営住宅のような作りでしたね)人気のあるブランドであり、フィリピンの全所得者向けおよび外国人にも人気です。どの都市であっても不動産購買を検討するのであれば必ず名前を聞くディベロッパーがAyalaです。

 ACIの現在の株価は36PHPで、最高値は2019年に50PHP付近を試していました。PERは約49倍、配当は直近0.75%です。最近5年の値動きは以下の通りです。

ALIの直近5年のチャート(掲載元:Investing.com)

SM Prime Holdings Inc (ティッカーシンボル=SMPH)

 SM不動産もよく聞く名前の一つです。フィリピン最大の財閥であるSMグループの一角であり、ショッピングセンター関連も同時に扱っていますね。個人用不動産という意味では、知名度と実績などはやはりAyala不動産に比べると劣るように感じますが、バックグラウンドがSMなので安心できます。

 SMPHの現在の株価は35PHPで、最高値は2019年に42PHP付近を試していました。PERは約52倍、配当は直近0.23%です。最近5年の値動きは以下の通りです。

SMPHの直近5年のチャート(掲載元:Investing.com)

DMCI Holdings Inc (ティッカーシンボル=DMC)

 DMCは実は純粋な不動産株ではないのですが、不動産を基盤にしていますのでここで取り上げさせてもらいました。DMCは正確には総合建設、採鉱、発電などをあわせた事業を持ったコングロマリットです。ぜろぐらが購買したのはDMCIの不動産であり、そういう意味では一人のファンでもありますので、ちょっとひいき目でみている部分もあるかもしれません。

 不動産立地は決して一等地ではないのですが、一.五等地のような場所に中高層のコンドミニアムを建てて、比較的安いながら将来的な値上がりも期待できる、フィリピン人が理想とするような作りのコンドミニアムを売り出しています。和式や洋式などをコンセプトの随所に潜り込ませることで、基調となる南国チックな設計に+αの味付けをしているイメージです。フィリピン人でも手の届くような価格帯を目指しており、非常にコスパが高いと感じます。

 DMCIの現在の株価は8.3PHPで、最高値は2017年に14PHP付近を試していました。PERは約7.2倍、配当は直近10.95%です。最近5年の値動きは以下の通りです。

DMCIの直近5年のチャート(掲載元:Investing.com)

Robinsons Land Corp (ティッカーシンボル=RLC)

 RLCはロビンソンランドといい、SMモールと同じくショッピングモールとその周辺のコンドミニアムの建設を行っています。マニラでも一度内覧しに行ったことがあるのですが、立地的には郊外となっており、言葉は悪いですが二等地にスペースを確保して開発をすすめている印象です。家の雰囲気としては、少し背伸びしたような、豪華な内装でのショールームとスペースが用意されていましたので、どちらかといえば手頃な値段ながらも家にステータスを求められる方が購買されるように思いました。

 RLCの現在の株価は19PHPで、最高値は2016年に30PHP付近を試していました。PERは約13.8倍、配当は直近1.3%です。最近5年の値動きは以下の通りです。

RLCの直近5年のチャート(掲載元:Investing.com)

DoubleDragon Properties Corp (ティッカーシンボル=DD)

 DDはダブルドラゴンといい、不動産といっても個人向けコンドは扱わずに、ビジネスホテルチェーンを展開する新進気鋭の不動産会社です。他の会社と違い、ビジネスホテルへ全振りしているのが面白いですよね。展開するブランドは”ホテル101”です。まだマニラで一つだけの稼働のはずですが、BGC付近にもう一軒を建設する予定やセブやダバオでの展開も予定されているようです。

 なおホテル101を知ったのはホテルコンド投資を検討していた経緯からでした。ここでは詳しくは記述しませんが、ホテルの一室のオーナーとなることで、自身で管理をしなくても空き室リスクがなく、家賃収入を得ることができる不動産投資のことです。客付けをする必要がないので楽ちんで魅力的であると感じていました。

 DDの現在の株価は7.7PHPで、最高値は2016年に60PHP付近を試していました。PERは約8倍、配当は直近2.69%です。最近5年の値動きは以下の通りです。

DDの直近5年のチャート(掲載元:Investing.com)

まとめ

 以上簡単にまとめて行きます。

  1. Ayala Land Inc (ALI)はフィリピン最大の不動産会社。
  2. SM Prime Holdings Inc (SMPH)はショッピングセンター周辺の開発と賃貸をあわせた不動産会社。
  3. DMCI Holdings Inc (DMC)はフィリピン人が購買できる価格を目指したコスパの高い不動産会社。
  4. )Robinsons Land Corp (RLC)はあSMと同じくショッピングセンターと合わせた複合開発の不動産会社。
  5. DoubleDragon Properties Corp (DD)はホテルコンドを開発する新進気鋭の不動産会社。

 いかがだったでしょうか?他にも不動産会社はありますが、気にある銘柄をピックアップしてみました。人口が増え続ける以上、住宅需要は今後も安定的に増加すると考えられますので、テッパンの投資先ではないかと考えています。

 次回もまたフィリピン株に対して考察を続けていきたいと思います。

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