フィリピン株はじめました④ 注目銘柄(通信)-GLO/PLDT/DITO

FIRE投資

こんにちは。”ぜろぐら”です。

フィリピン株始めました!と題して、フィリピン株について語って行きます。

第四回目はフィリピンの具体的な銘柄の内、安心安全の通信セクターについて、勝手に注目株をピックアップして紹介していきます。アマチュア投資家目線での記載となりますので、その点はご容赦ください。

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 通信セクターも財閥グループが関係しています。その中でもいくつかの通信銘柄を見てみましょう。

Globe Telecom Inc (ティッカーシンボル=GLO)

 Globeはフィリピン最大の通信インフラ会社です。Ayalaグループの一つになりますね。Globeは後述するSmartと市場を二分する無線通信サービスです。通常フィリピン人はプリペイドSIMを買った通話するのですが、GlobeはSmartよりもよりサービスがいいとの評判をよく聞きます。株価はコロナ下では非常に好調でした。5G回線の拡充もしているようですので今後も株価が伸長することが期待されますね。

 GLOの現在の株価は3,182PHPで、最高値は2021年に3,300PHP付近を試していました。PERは約21倍、配当は直近2.98%です。最近5年の値動きは以下の通りです。

GLOの直近5年のチャート(提供元:Investing.com)

PLDT Inc (ティッカーシンボル=TEL)

 PLDTはSmartというサービス名で知られている無線通信会社です。JG Summit Holdings, Inc. (JGS)グループ会社となります。Globeと常にライバル関係にありますが、ややサービスの評判はGlobeに劣るとの情報です。

 TELの現在の株価は1,906PHPで、最高値は2014年に3,400PHP付近を試していました。PERは約17倍、配当は直近4.39%です。最近5年の値動きは以下の通りです。

PLDTの直近5年間のチャート(提供元:Investing.com)

Dito CME Holdings Corp (ティッカーシンボル=DITO)

 DITOはフィリピン地場企業ウデンナ・グループと中国電信(チャイナ・テレコム)の合弁会社で、第三勢力と言われる無線通信会社です。DITOはドゥテルテ大統領がGLOBEとSMARTのサービスを名指しで批判し、通信免許を取り下げるという発言もあり、代わりにより安くて早いサービスを提供する名目で設立されたようです。

 2021年にはまだサービスが開始されていないながらも、期待先行の買いがはいり、2021年2月には一株16PHPまで高騰しました。その後に通信免許を取得して、セブとダバオでサービスを開始したようですが、首都マニラ含めてまだサービスエリアが狭いためか波に乗れていないような形です。

 DITOの現在の株価は5.2PHPで、最高値は2021年に16PHP付近を試していました。PERは約–倍(*利益まだでてない)、配当は直近–%です。最近5年の値動きは以下の通りです。

DITOの直近5年間のチャート(提供元:Investing.com)

まとめ

以上簡単にまとめて行きます。

  1. Globe Telecom Inc (GLO)はフィリピン最大の無線通信会社でAlayaグループの傘下企業。
  2. )PLDT Inc (TEL)も同じくGLOBEと並んでSMARTというサービスを展開する無線通信会社。JGSのグループ会社。
  3. Dito CME Holdings Corp (DITO)はドゥテルテ大統領お墨付きの第三勢力だがまだサービスは未発達。

 いかがだったでしょうか?通信セクタ-はハイテク社会を背景に今後も発展が期待できる分野ですが、フィリピンだけでいうと正直なところ銘柄は限られてきますね。。

 人口増加とGDP成長との関係もありますが、将来的にスマフォを利用しない状況というのはかんがえられませんでので基本的には安牌な投資先ではないかとかんがえています。

 個人的には安定したGLOBEへ長期投資するのは安全だと思いますし、TELも今時点割安ですので資金投入もありではないかと考えます。GLOは昨年結構上がってしまっているので、もし下がってくるようなことがあれば拾いたいなっという思いがあります。

 DITOですが、まだサービスが貧弱ですし、中国資本の関連で政治的なコンフリクトもありうるので、長期で資金を入れるのは少し怖いかなっと言う印象でした。株価も低迷しており、これからも浮上のきっかけをつかめるのかは不明確なのでDITOは待ちですね。

 次回もまたフィリピン株に対して考察を続けていきたいと思います。

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